ハローワークに行った
今日は失業給付の手続きの為にハローワークに行った。
夫に「どうだった?」と聞かれ、うーんと頭をひねり、弱者のための特殊なやさしさに特化した空間だったと答えた。
ここでこういう書類が要りますよ、とか、ここに出してくださいね、みたいな案内が市役所なんかよりえらく丁寧だったのもあるが、職員の対応からなんとなく感じたことだ。
きっと脱落する人をたくさん見てきたり、理不尽な事をたくさん言われたりしたのだろうなと思った。
親切に説明をしてくれるし質問すれば優しく答えてくれるが、どこか怯えのような、冷たさのような、諦めのような、何とも言えない雰囲気をどの職員もがもっていて、それがフロア全体に広がっている。
「最低限このレベルまでは到達してくれ」という願いのようなものをひしひしと感じた。
わたしの申請が退職から期間が空いていたり、証明写真が2枚いるところ1枚しか持って行っていなかったり、書類の記入ミスがあったりしたので、「こいつはやばい」と思われていた可能性が高い。
人によって「最低限」は異なる。