500文字くらいの日記

話も文章も長くなるので短くまとめる訓練をしたい

ベタ踏みレッスン

学校三日目、和やかなこれまでと打って変わって、いきなりアクセルベタ踏みノンストップスペクタクルな授業に転換し、理解する間も無くただメモを取るのに必死で、休み時間にはあちこちから悲鳴が上がった。

頭脳労働は体力勝負で、最後の30分は教科書のどこの部分の説明をしているかも一瞬わからなくなる有様で、大変な1日となった。

ただ周りの人がほんとうに良い人たちなので一緒に頑張りましょうね、と励まし合い、分からないところは教え合い、放課後に残って勉強し、これからやっていけるでしょうか、、と慄きながら駅まで歩いた。

共闘する仲間がいるというのはありがたい。


歳をとると色んなことがいい加減になる。

かつて何をみても心にヤスリがけされるような痛みを感じていたのが、こんなに楽になるとは思わなかった。

高校生の時の国語教師が、「大学生までは内面の悩みなどで何もかもがわからなくなり、まるで砂嵐の中を歩いているようだったが、仕事や子育てで忙しくしているうちに考えなくなって楽になりました」と言っていたのをどこかお守りのようにして生きてきた。

半ば諦めていたが、わたしもそのフェーズに入ってきたのかもしれない。