先輩の病欠
今日、先輩が病欠した。
先輩が居ないという不安と、先輩の穴を、この新人のわたしが埋められるのだ、という承認欲求の充足とで、プラマイプラくらいになった。
なんと浅ましい人間だろうか。
そういう人間が一番嫌いだったのに、自分がそれになってやがるな。先輩の体調の心配をしろ。
それとは別に、「あなたみたいな性格だったら良かったのにって思う、いつも癒されてる」と言ってもらえて嬉しかった。
人は浮かれると何でもいいから話すことを探すんだなぁと自分の心の動きを見ていた。
引っ越しまであと1週間。