「バビロン」をみた
アニメ「バビロン」をみた。
アマプラには今のところ11話までしか公開されていないので、そこまで。
自殺する自由を法的に認める、自殺法の是非を問うていくアニメだ。
最初は革命家によって打ち立てられた突拍子もない法律が、次第に世界へと広まっていく。
自殺によって遺族は悲しみ経済は停滞する。
しかし、生きていたくないという意思は尊重されるべきだ、ということらしい。
自殺は是か否か?
わたしは否かなと思う。
生まれた環境とか、本人にはどうしようもない要因によって不幸の只中にいる人が自殺したとしても、誰もその人を責められないし、自殺がその人にとって唯一の救い足り得る状況と言えるだろう。
本人の努力では克服できない困難に対して救いの手が差し伸べられないことが間違っているのだから。
ただ、それはそれとして、自殺は否定する。その2つのスタンスは無理なく両立すると思う。
だって自殺が肯定されたら、絶対悲劇のヒロイン気取ったやつがボコボコ死んでいくでしょ。
自分の意思や行動で改善できる状況や、時間が経てばどうにかなる物事というのがある。
経験を積んで、その辺りが見極められるようになるまでに、自殺法によって多分早まる人間が出てくるんじゃないかなと思う。
アニメを観ていると、「ちゃんと考えろよ!」と言われている気がして、ちゃんと考えました。