500文字くらいの日記

話も文章も長くなるので短くまとめる訓練をしたい

「悪の教典」

いま、「3年A組」というドラマが放送されている。

命の授業、をまさに生徒の命を賭けて行う猟奇的な菅田将暉先生が見れるドラマだ。

その評判として、「告白」と「悪の教典」を足して2で割ったようだという感想がかなり多く見られた。

「告白」は面白く鑑賞したが、「悪の教典」は見たことが無かったので、huluに上がっていたのを見た。

先生が、自分の失態を目撃した生徒を口封じのために殺し、それに感づいた生徒も、バレそうになった生徒も、と殺人が連鎖、最終的にもう全員殺しちゃおう!というスプラッタ映画だ。

 

フィクションで面倒なのが道徳的な「語り」だが、「悪の教典」はサイコパスの先生が主人公なだけあってそういったシーンがなく、一度も集中が途切れなかった。

生徒の必死の命乞いにも眉一つ動かさず、料理をするかのようにサクサクと殺していく様には「本当のサイコパスってこんなだろうな」と感じられた。

生徒の殺されるまでの行動も、命乞いをしたり怒ったり泣き叫んだり諦めたり動けなかったり、色んなパターンがあってリアルっぽい、と思った。

少し説明不足で「なぜ?」と思うところもあるが、軽率にバンバン人が死んでいく状況に細かいことがどうでもよくなる。

 

今までにはない面白さがある映画だった。

でも怖すぎて2度と見られないと思う。