「先生」というフリ
人に何かを教える人特有の驕りというのがあると思う。
人にものを教える時は、淡々とそれでいて自信に溢れた態度でいないと、相手に伝わらないし説得力も出ない。
そのためいつも先生や先輩というものは真面目、厳格、というイメージから始まる。
スタートの印象がそれなので、ちょっと冗談を言っただけでも普段からの振りが効いてまあまあウケる。
でもそれはいかついお相撲さんが注射を怖がる写真がバズったり、お坊さんが砕けた事を言うと一気に親近感が湧いたり、とかそういう類のものであって、本当にその人そのものが面白いわけではないのでは、と思う。
果たしてそういう「フリ」のない状態でその人達はこんなに受け入れられるだろうか。
「学校」と呼ばれるものが苦手でつらくてやっと生き延びたというのに、短期間ではあるが再びそういう閉鎖的な環境に身を置かざるを得なくなった。
そろそろ1ヶ月が経とうかという頃にストレスが爆発して授業中にこういうことを考えている。